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久しぶりの投稿です。
3月からご無沙汰で、春夏を過ぎてすでに秋です。
その間に新型コロナの感染は大波がやって来て、
今はなぜか鳴りをひそめているところですね。
このまま終息に向かってくれるのでしょうか。
みんなこの静けさを疑わしい思いを持ちながら
期待をかけて見守っている、というところでしょうか。
さて、工房ですが、いつものように淡々と作業をしております。
今年は屏風の製作がいくつかあって、今はミニ屛風を手掛けています。
大縁(おおべり)をぐるっと回し終わったら木縁をつけて完成です。
これが終わると、次は6尺6面の大屏風に取り掛かります。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
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数日前、手紙を出しに行ったら、外観が変わってました。
ちょっと前に、新聞紙上で取り上げられていましたが、
実物を見て、「お~、これが実物か」
紺紙金銀字交書一切経をモチーフに、宝相華唐草紋、
左側面には武田早双書の「平泉」のロゴ文字。
冬はちょっと寒そうだけど、きっと猛暑の夏は涼し気効果あり。
目立つ、というところからすればおとなし目ではありますが、
平泉らしくてなかなかいいではないですか。
いにしえをあしらいながら、モダン!
* *
お便りは圧倒的にメールが多くなりましたが、
時々は手書きでハガキや一筆箋にしたためて投函します。
じゃないと、字を忘れそうだし、返信が郵便受けに届けられるのも
楽しみなので。
* *
工房はもっか、日焼けした本紙の「洗い」作業中です。
どこまで汚れをきれいに落とせるかなあ?
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
ごぶさたの「ときどきブログ」です。
「ときどき」と称しておきながら「めったに書かないブログ」
「かなり休んでいるブログ」と化していますね。
「生きてるの?」「お店やってるの?」
「はい、生きてます。やってます!」
いつも年ですと「骨寺米送り」「若水送り」「二十日夜祭」など
平泉の冬の風物詩がブログネタになるのですが、全くなし、で
ついついサボっておりました。
未だに続くコロナ禍ですが、それでも少しづつ、みんな動き出していますね。
おとなもこどももそれぞれ、いろいろ配慮しながら。
近年にない豪雪に悩まされた岩手県南ですが、春はもうすぐ、かな?
今年は世界遺産登録10周年、震災10年のことも憶えながら、
春めく・きらめく・ヒラめく年になるのを期待しています。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
昨日は町の中心部(駅と役場の近く)での説明会がありました。
「志羅山(しらやま)遺跡第118次調査現地説明会」というものです。
とくに歴女というわけではありませんが、
公民館や図書館といった新社会教育施設が建つ予定になっている場所で、
発掘で全貌が明らかになっても埋め戻され、再び見ることができないと思うと、
今しかない、と足が向きました。
風もなく程よく日が差して、絶好の見学日和でした。
かなりの見学者が集まって、三密を避けながら説明を聞き、
柱穴などを覗き込みました。
12世紀、毛越寺から東に向かう大路に沿って建てられた屋敷は
たいそう立派な構えで、折敷や曲げ物、陶磁器も出土して、
身分の高い人物の住居とうかがい知れます。
研究が進んで、邸宅の主の名前がわかる発見があると嬉しいですね。
ひととき、平安のむかしに思いを馳せましたが、周りを見渡せば、
私を含めて全員マスク着用。現実に引き戻されました。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂

秋になり、「法華経」の巻物を製作する時期になりました。
写経用紙を何枚も張り合わせて10巻作ります。
それに今年は「般若心経」の巻物が1巻追加です。
*
毎年行われている一日頓写経会ですが、
今年はコロナ禍で中止になりました。
そのかわりに「新型感染症早期終息祈願写経奉納」として
広く賛同者を募りました。
その結果、いつもよりたくさんの賛同者(参加者が)あったようですね。
写経は「法華経」にとどまらず「般若心経」に及んだようです。
*
お寺に集まって共に、一斉に、
ということに大きな意味があるのでしょうが、
今回自宅で写経するというかたちになったことで、
参加者が多かったのかもしれません。
新聞で知った私の知り合いも、初めて参加したようです。
*
賛同された方々のお心のこもった巻物は、もうすぐ仕上がります。
この疫病、一日も早く終息してほしいものです。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂

秋彼岸、ようやく猛暑も過ぎ去った感のある今日この頃です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
去年の今ごろは天台寺に出張して大幅額に取り組んでいたなあ、と
手帳を見ながら思い出しております。
美味しかった「かつら庵」の天ぷらそば、「天台の湯」のごちそう。。。
* *
さて、工房には久々にご朱印軸の製作が入ってきました。
「東北三十六不動尊霊場」です。
四国霊場の八十八ヵ寺に比べればずいぶん少ない気がしますが、
距離を考えると、たいへんなものです。
岩手県だけで四国4県分の面積ですから。
ご朱印軸をお預かりするときはいつも思うのですが、
徒歩でも、交通機関を使ってでも、時間と体力を使って、(お金も)
ご苦労をされてようやく満願が叶うのだと、感服いたします。
その締めくくりに携わらせていただけるというのは、
表具屋はありがたい商売です。
毎回、心をこめ、気合を入れて作らせていただいております。
※写真のごつい手はツレのです(念のため)
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
ウイルスの蔓延と危険な暑さが続く今年の夏ですが、
いかがお過ごしでしょうか。
うっとおしい毎日に、爽やかなお知らせです。
下記の通り、書道展が開かれます。ぜひお出かけください。
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千葉方彩・土方香茗 二人展
ー清衡公の願い、そして先人たちの言葉ー
・令和2年8月27日(木)~9月2日(水)午前9時~午後4時半
最終日は午後3時まで
・会場 中尊寺本堂
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂

5月も下旬です。
感染症による自粛生活など、人間界の騒動にはおかまいなく、
花々は咲き、甘い香りに誘われて、ハチが蜜を集めに来ています。
わが家の玄関先のサツキ3本にも天気のいい日はクマバチが2匹、
花から花へと忙しそうです。
毎年繰り返されている光景なのでしょうが、
この家の住人たちは「あら、咲いた」「散った」程度の関心しかなく、
花に訪れるお客さまなど見たこともありませんでした。
こうして有り余る時間潰しに庭を眺めると、
けっこういろんな生きものたちの生活を垣間見ることが出来ます。
こんな発見の時間を楽しみながら、ウイルス戦争の終結を待つしかないですね。
平泉はとっても静かです。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
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