×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
春に修復の依頼を受けて出かけていき、持ち帰った本紙(305×181㎝)。
工房で開いてみたら。。。。ツレと私、ボー然。
167年前の紙絵なので、剥す時と丸めて移動する間にもかなり剥落。
「どうやったらこの絵、救えるの?」
それから4か月。
やっと修復を終えて、今週はじめ、外してきた組子(土台)に張り付け、
額椽に納めて完成させました。
工程は次回、まずは天台寺の風景写真をどうぞ。
工事中の天台寺本堂はほぼ外工事を終えて、ちょうど足場と防護シートの
取り外し作業中でした。前回シートに覆われていた外観を見ることができました。
みごとなとち葺き(杉材)の大屋根。ラインが素敵です。

でも、礎石部分はこんな感じ。排水溝工事もこれからだそうで、
あちこちブルーシートが目立ちます。

で、仕事をするのは本堂の後ろの護摩堂の横に建った新しい収蔵庫「桂泉蔵」。

1日目は雨、2日目は晴れて秋空にみごとなうろこ雲が浮かんでいました。
俳句をかじっていれば、1句詠みたいところです。残念!
宿泊は「天台の湯」 2泊お世話になりました。
天台寺から30分近く行った稲庭高原にありました。
お肌もすべすべ、つるっつる…
ナナカマドの実が赤く色づいて、美しかったです。

~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
PR