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前回に引き続き、私が深く関わっている「平泉エッセイ・コンテスト」の話題です。
賞状のサンプルが出来上がりました。 いかがでしょうか?
なんで賞状が巻物なの?? というご質問に・・・。
平泉といえば中尊寺。 中尊寺といえば平泉造営の根本精神である「中尊寺建立供養願文」が有名ですが、「中尊寺経」「清衡経」と呼ばれている「紺紙金銀字交書一切経」もたいへん有名です。
紺色に染めた写経紙に経文が一行ごとに金字と銀字で交互に書写されて、それは美しいものです。
かつて福井県丸岡町の「一筆啓上賞」では、繊維産業の盛んな町ならではの織物の賞状を授与しているのを知っていたので、それでは平泉にちなんだ賞状は? と知恵をしぼってみたのです。
紺紙写経用紙を使ったり金字と銀字を交互に書けばもっと似てきますが、それではあまりに畏れ多いことです。
一部雰囲気だけは漂わせたものになりました。
「平泉エッセイ・コンテスト」はいわば「平成版 奥の細道・平泉編」です。
たくさんの方がペンを執り、もしくはキーをたたいて応募してくださることを実行委員会は願っています。
そしてこの巻物賞状を贈らせていただきたい、と賞状担当係の表具屋は願っています。
~浄土の風 香る町に~ こがさか楓林堂
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