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今日はことのほか暖かく、風もなかったので、
午前中、中尊寺の墓地にお墓探しに行ってきました。
作家の内海隆一郎先生が眠るお墓です。
先生には「平泉エッセイ・コンテスト」では審査員をお願いし、
作品集「平泉を歩く」には総評を書いていただきました。
そのときのお礼やお詫びをメールや電話ばかりでなく、
直接しなければならなかったのに、昨年11月亡くなられてしまいました。
故人のご意向で、お葬式もお身内だけでひっそりと行われたようでした。
今年初め、奥様からお手紙と先生の作品が収録された新刊本が送られてきました。
さっそくお返事を、というところですが、
その前にお墓参りをしたいと、こだわりが生じました。
でも墓所わからず、雪深く…1日1日が過ぎて、今日がチャンスでした。
ズブズブと埋まる雪をかき分けて墓地をさまよい、ようやく見つけました。
そして午後、お花と線香とお水、シャベルを持ってお参りしてきました。
もっこり積もった雪を払いのけても線香の台が見つけられません。
雪の塊を線香立てに見立てて挿してきましたが、きっとお墓のなかで
「ぷっ」と笑っていらしたことと思います。
そういえばあのエッセイコンテスト、
「怖いもの知らずの素人だからできた」と言われました。
私は褒め言葉と受け取ったのですが、実は呆れられたんでした。
三好京三先生、内海先生と、高校の大先輩にして立派な作家の先生方を
失っていく年代に私もなったんだなあ、と年を感じています。
明日は奥さまに手紙を書こうと思います。
でも、1ヶ月も経ってしまいました。。。。。。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
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