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今日は朝からツレアイと、平泉の北隣にある奥州市前沢区の日帰り温泉「舞鶴の湯」に行ってきました。小原庄助さんよろしく朝湯にとっぷりつかって、ということにでもなればゴキゲンなのですが、あいにく「舞鶴の湯」は先の震災で大きな被害を受けて臨時休業中、こちらも額の補修作業です。
受付カウンターのうしろに掲げられたこの額は直木賞作家、故三好京三先生の文章・揮毫による当温泉の由来で、畳にすれば約4枚分の大きさがあります。13年前の平成10年に作らせていただいたもので、これまで私どもが手がけたなかでもっとも大きな額装です。
さいわい震災では無キズでしたが、ところどころ糊付けの部分に剥れがあって、この休業期間を利用して補修させていただいたのです。
なぜ剥れるのか?
額の右手が玄関、左手が休憩ホール、その奥が温泉になっているので、湿気が絶えず左手から右手へ流れていると見え、左側の糊止めが湿気にやられて甘くなるのです。しばらく前にも補修しましたが、何年かするうちにやはり浮いてきて、これは表具屋泣かせです。
万全なアフターサービスを心がけている弊房(・・・こんな言葉遣いあるでしょうか? 三好先生が苦笑いされてるかも)ですから、とことんお付き合いしようと思います。
「舞鶴の湯」は10月1日(土)に営業再開です。
国道4号線から至近距離にあり、大きな温泉施設です。どうぞお出かけください。そして、由来の額もご覧くださいね。
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