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なんだと思いますか~
長さは17センチほどの鉄製です。
これでもペーパーナイフのはずだったんですが…
22日土曜日、一関市立博物館が主催した「5寸クギからペーパーナイフを作る」体験教室に参加して完成した、一応 ”作品" です。
クギのとがっている方を刃先に、頭の部分はそのままなのでいくらか面影を残していますでしょう。
集まったのは小学生から若者、年寄りまで、男女合わせて14、5人。
まず、燃料にする炭を切るところから始まりました。
炭を切ったことなんかなくて、力まかせになたを使ったら炭は切れるというよりも粉々になってしまいました。
かんなくずの上に炭を乗せ、種火をつけてふいごで風を送ると、たちまち炭に燃え移ってパチパチと火の粉が上がり、火床ができました。
刀匠の先生が火床に5寸クギを入れたり出したりしながら金づちで叩いていくと、赤く熱せられた先の方は、簡単に延ばされ形を変えて、たちまちペーパーナイフになりました。あとは研ぎを入れればOKです。
「さて、皆さんやってみましょう。でもぜったいに上手くいきません」とは学芸員さんの言葉。こうも断言されると、作りに来た意味がないのではないでしょうか?
そんな疑問に応えるように話が続きました。
「2階に展示されている舞草刀は日本刀の原型です。こんなに小さいものでも大変ですから、刀作りがいかに難しいものか、体験していただければいいのです」
そういうことでしたか…納得。
学芸員さんの予言どおりのものが仕上がった、というわけです。
先生の講評では「勇ましい形になりましたねえ」
うちに帰っていくら研いでも、あまりに厚すぎて刃になりませぬ。でも、その辺に転がしておいてもケガをする心配はなく、話のタネになります。
炭切りもふいごも初体験で、楽しかったです。
あの硬い鉄が金づちで打ちつけると柔らかに延びてくれる感触が、なんともいえないですねえ。でもやっぱり初心者の思うような形にはなってくれないガンコ者でした。
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