×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
額装が出来上がり、納品しました。
いつものように完成写真をお見せしたいところなのですが、
上手くアップロードできません。残念です!
120㎝×30㎝くらいの横長画仙紙に太筆で力強く揮毫されているのは
「 也 愛 神 」 の三文字。
右から書かれているので「神は愛なり」と読むんですよね。
表具屋はお寺さんがご贔屓筋なのですが、珍しくキリスト教会からの依頼です。
納品してまもなく、お手紙をいただきました。
中に牧師さんがある日曜日に礼拝で行った説教の原稿が入っていました。
「?」と思いながら読み進んでいくと、完成し、礼拝堂の壁に掛けられた額装の
ことが 取り上げられているではありませんか!
揮毫者のこと、私どもの工房で表具したことも紹介されていました。
おもしろいことにこんなくだりがありました。
「・・・先日『神は愛なり』の額が出来上がったので、支払いに伺いました。
仙人のような風貌の方が作ってくださいました。・・・」
ぷっ。。。。。。。
た、確かにそう見えなくもない。
「仙人だってよ」と読み上げてやったら、
「だろう、この心と体の清らかさ。仙人のように見えるんだなあ」
「まさか、毎日アフター5にパチンコ屋に通う俗人が!」
まだ60半ばだというのに口の周りのひげがすっかり真っ白でインパクトあるもんね。
霞が主食なら、主婦はラクなのですが。
それにしてもそんなことが神聖な礼拝の中で語られたとはおどろきでした。
思わぬところで思わぬ人と出会い、思わぬ出来事が毎日、身の回りで起きます。
ほんの些細なことですが。だから人生って、面白いんですよね。きっと。
~平泉 浄土の風 薫る町に~ 表具工房 こがさか楓林堂
PR