×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あけましておめでとうございます。
今年も 表具工房こがさか楓林堂 をよろしくお願いいたします。
新年初めての昨日の朝は、無量光院跡で「若水送り」行列を迎えました。
「若水送り」とは平泉の東、一関市東山町から湧き水を中尊寺に献上するという故事を再現したもので、23年前から行われています。
新年一番の湧き水を汲んで真夜中に20キロの行程を徒歩で運んでくるのです。途中、雪深い峠を二つも越えて町内にやってくるので5時間もかかります。
毎年見てみたいと思いながら、いつも逃していました。
行列の人たちのことを思えば、ちょっと早起きするのも寒いのもたいしたことではないのですが、つい寝坊したり、悪天候に尻込みしたりで、実現することはありませんでした。
けれども今年は気合が入っていました。
それは去年刊行したエッセイ・コンテストの作品集『平泉を歩く』に収録されている「若水をお届けする」にうながされたからです。
まだ明けやらぬうちに無量光院跡までやってくると、町内の人たちが甘酒振る舞いの準備をしていました。
行列は180人ほどで、おとなから小学校の低学年の子どもたちもいて、よくここまで歩いてきてくれた、と思わず胸が熱くなりました。
そして、今年はわが町の町長さんも柳之御所跡から装束姿で一行に加わっています。平泉府長として迎え、一緒に中尊寺に向かうのだそうです。このことにも感動してしまいました。
一年の計は元旦にあり、と言いますが、今年は「感動の1年」になってほしいな、と期待している新年です。
※若水送りの映像と動画は「古都ひらいずみガイドの会」HPのブログをご覧ください。
↓↓
http://kotoguid.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html
~浄土の風 薫るまちに~ 表具工房こがさか楓林堂
PR