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「平泉エッセイ・コンテスト」上位入賞者に贈呈する巻物賞状が出来上がりました。
以前、新一筆啓上賞で織物の賞状をもらって感激したことがありました。
これは主催する福井県丸岡町(現坂井市)は繊維産業が盛んなことから、それにちなんだ賞状なのでした。
では、「平泉エッセイ・コンテスト」にふさわしい賞状は何か?
平泉と言えば紺紙金銀字交書一切経が有名です。
これだ!と思いました。
実行委員会に提案すると、好きなように作ってよいと、許可がおりました。
尊いお経と同じ作りにするのは畏れ多いことですから、ちょちょっと真似ました。
書いてくれたのは竹馬の友。
しかしながら紺紙に金泥というのは、私が思っていたよりはるかに書きにくいようです。
金泥の種類も値段もピンキリで、溶く水の分量も微妙。
紺紙との相性もあったようで、何回も書かせて苦労をかけてしまいました。
そして製作担当のツレアイにも「ここをこうせい、ああせい」と注文をつけ、
途中でデザインの変更をしたりしながらようやく完成したのでした。
途中でキレそうになったツレに「そこ自分で気に入るようにやったら」と言われ、
私も久しぶりに巻物作りに参加しました。
今週中には発送して受賞者のみなさんの手に届くことになります。
巻物は額や掛軸のように壁にかけておくことができないのでちょっと残念ですが、
時どき広げて話のタネにしてもらえればいいなあ、と思うのです。
~浄土の風 薫る町に~ 表具工房 こがさか楓林堂
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