あっという間に、2月です。
今さら「お年玉」の話かい、と言われそうですが、
昨日おとなりの子どもたちが、ソリ遊びをしていたので
先月、ご贔屓にしてくださっているお客さま(某寺のご住職)から
「はい、お年玉」といただいた色紙と同じ風景だと気がつきました。
台紙は当地方名産の手すき和紙「東山紙」の滓紙(かすがみ)です。
楮の外皮を混ぜて、いかにも田舎の風情が感じられますね。
「雪中遊」…今の雪の字は略字で、雨とヨの間に「拝」のような
字が入るそうで、初めて知りました。
眺めていると、ところどころに散った外皮が降ってくるボタ雪のようで、
「遊」の「辶」がソリに見え、その上に乗っている子どもも見えます。
愉快な笑顔と歓声が聞こえてくるようで、
これは書というよりも絵だなあ、と思いました。
今年も素敵なお年玉をいただいて喜んでいる私ですが、
お年玉、いくつになっても嬉しいものです。
~浄土の風 薫る町に~ 平泉 表具工房 こがさか楓林堂
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